生産国特集例１（Rwanda)
ルワンダは中央アフリカに位置する、四国の１．５倍ほどの大きさの国です。丘陵地帯が多いルワンダは「千の丘の国」と呼ばれており、美しい自然も魅力の一つです。国民の7割は農業に従事しており、コーヒーやお茶が輸出品目の多くを占めています。首都のキガリは標高約１５００ｍに位置し、国土全体の標高も高く、高品質なコーヒーを生産する地理的条件に恵まれています。
ルワンダにおいては北部、西部、南部がコーヒーの主要な生産エリアです。ルワンダで初めてウォッシングステーションが設立された南部、生産量が最も多い西部、栽培エリアとしては最も標高の高い北部、それぞれのエリアで様々なキャラクターのコーヒーを生産しています。政府主導でコーヒーウォシングステーションを通じた品質向上に取り組んでおり、チェリーやシトラス系の爽やかなフレーバー、良質な酸を持ったコーヒーが多いのが特徴です。
ルワンダを初めて訪れた際、色彩豊かな風景とクリーンで美しいコーヒーの魅力にあっという間に虜になりました。土地の起伏が激しいため、大規模な農地はほとんどありませんが、小規模農家とコーヒーウォッシングステーションが手を取りあって品質の向上に取り組んで行く姿に大きな可能性を感じました。ここ数年に限っただけでも、ゾーニング政策の実施やナチュラルプロセスの解禁など、生産の現場は日々進化を続けています。私たちORIGIN COUNTRIESにとっても一緒に成長していけるパートナーとして、なくてはならない存在です。